私事の出張や、平田大一さんと同じくらい超多忙状態になったため、やや記事を出す間が空いて申し訳ありません。
17日に平田大一さんを向かえ、本格的な練習が始まりました。夜6時からの練習でしたが、10時まで4時間、TV取材や新聞等も駆けつけ、最後の追い込み開始です。
久しぶりの大一さんの本格的練習です。体調の優れない2名を残し初の全員参加。当然練習は盛り上がり初の夜間練習とは思えない、緊張と爆発の連続で汗まみれの子供達の顔が輝きっぱなし。
大一さんは昼間のキビ刈りの疲れも見せず、精力的に子供達とぶっつかっていました。咳がひどかったようですが、風邪をこじらせないように気をつけてください。
さて、先週末から今日にかけて大きな出会いがありましたので、まずその報告から。
15日の夜に石垣市民会館中ホールでチャリティーのコンサートがありました。その中でオペラの歌をバックに「千の風になって」を、素晴らしい声と包み込むような優しさで歌って(朗読のような形ですが)くれたのが”さとううさぶろう”さんです。
さとうさんは、タイに本拠地を置き自然素材を使った服飾デザイナーで、京都を中心に「うさと」というオリジナルブランドを展開してるそうです。
翌日、さとうさんから「アカハチ」に興味があるので話を聞きたいとの連絡が入り、丁度平田大一さんが指導に来るので、是非練習会場へ来て欲しいとお誘いしました。
練習終了後に、さとうさんが「千の風になって」を歌いあげてくれ、大きな声を出し激しく動き回る劇とはまた異なった、「言葉」の印象強さを子供達みんなでかみしめました。
浪漫の会のお母さん方が、その後の食事会で衣装に関するアドバイスを受けようと熱心に話をしていたところ、なんと、さとうさんの口から「私が作ってあげよう」と、思いがけない言葉が出てきました。
お母さん達が「でも予算が少ないので」と言うと、さとうさんはにっこりと微笑んで「私はお金だけはあるから・・・」う~~ん、言ってみたーい!!。
というわけで、タイに有る工場でダンスチームの衣装を作ってくれることになりました。なんと海外ブランドの衣装になります。お母さん達は感激しっぱなし・・・・。
昨日・今日と協賛団体を廻り本番の発進準備はOKです。これからチケットやチラシ・ポスターの制作を始めます。
今年は八重山商工が念願の甲子園初出場。石垣では2月1日から応援の寄付集めが一斉に始まります。ムムムムッ・・・ということはアカハチ公演の寄付集めの超最大ライバルじゃん!!。 ということでその前に廻ってしまおうと取り急ぎ簡単なチラシを作りました。
文字は、石垣出身の書家”浦崎善隆”氏の手になるもの。本番間近に続々と協力者が増えてきます。
オヤケアカハチ考ですが、あまりの多忙さにほったらかしているわけではなく、ここのところ関係者と会う度に、アカハチの関係だとか仲間満慶山の直系だとか、ついに今日は長田大主の直系の方にも会うことになってしまいました。それぞれ500年前から口伝された先祖の伝えを持っており、今現在巷に溢れるような情報だけで、この「アカハチ考を書き続けるわけにはいかないな・・・」と考え、慎重に且つ客観的に見直そうと思い、思考期間を取っています。近々再会しますが、この小さな島ではみんなが何かしらしがらみで繋がっており、新しい発見が次々と出てきます。
一つ一つ書いてしまうと伊波南哲の長編叙事詩「オヤケアカハチ」より長くなってしまいそうで・・・・。こうご期待。
やいま浪漫の会 文責 higepapa